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ペサックの薔薇の乙女79のmareのレビュー・感想・評価

ペサックの薔薇の乙女79(1979年製作の映画)
3.0
11年前に捉えた光景をユスターシュは再現する。白黒からカラーになったこと以外は前作のドキュメンタリーとプロットや起承転結に至るまでほとんど一緒だが、反復や繰り返しを積み上げる彼の作家性と共鳴し、継続することの意義を前作と全く同じ方法論で見せられる。日常を推敲することがユスターシュにとって重要なキーワードになっていて、映像におけるデジャヴはより強度を増して私たちの目に届く。このシリーズは二作ともハッピーなニュアンスを伴っていて観ていて心が朗らかになる。
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