橘

ガール・コップスの橘のネタバレレビュー・内容・結末

ガール・コップス(2019年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

「“一網”!」「“打尽”!!」。一網打尽と刻んだ手錠は私物…?

テンポが良くて、犯罪がかなり重くて心が痛いけれどサクサク観られます。
ミヨンとジヘの熱血義姉妹刑事バディが良い。
窓口業務同僚なハッカージャンミや、実は女性刑事の大先輩だった口煩い室長も絡んできて壮大な男女対決でした。
ミヨンの夫でジヘの兄は司法試験に受からなかったけど、心配してなのか近くにいるし巻き込まれても悪運が強い。夫いるのにミヨンは息子をジャンミに預けてるあたり、だめだめなんだろうなという感じがします。

性犯罪、男性刑事の認識もミヨンの台詞も、ああどこの国でもそうなんだなぁと暗い気持ちになります。
「被害者にも落ち度が云々」の人は「交通事故に会うのは外を歩いてるからで被害者にも落ち度がある」って言われて納得するのかね。この2つは同じ。
加害者を擁護してどうする。被害者の人生はどうでもいいの?

……とつい鼻息が荒くなってしまいますが、ミヨンのバックドロップは綺麗に決まったものの、消化不良感はありました。
もうちょっとシリアスなほうが好みだったのかも。ラ・ミランさんイ・ソンギョンさんスヨンさんのキャラもお芝居も好きだったので余計にそう感じました。
男性刑事さんたちが班長さんの一言で手のひら返しなのも……貴方がたあんなに性犯罪を軽視してたのに、とモヤります。


n番部屋事件がモチーフなのかな。
動画サイトといえば現代の七つの大罪でlustを司るPorn○ubでは。(他にenvyのInst○gramやらgreedのAmaz○nがあります)
デジタルタトゥーは消せないっていうもんな。。


追記:ハ・ジョンウさんが出てた。現場のラブホで店員として出た瞬間「こいつが黒幕か〜」と思ってしまった…風評被害。カメオ出演だそうです。
橘