さうすぽー

ブラック・ウィドウのさうすぽーのレビュー・感想・評価

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)
3.4
自己満足点 67点

余談ですが、二連続でエヴァー・アンダーソン出演作品を観るとは(笑)

マーベル・シネマティック・ユニバースのフェーズ4の第1段の作品ですが、時系列的には「シビルウォー」と「インフィニティウォー」の間のストーリー。
ラストだけエンドケームの後日談といった構成(この問題については後々触れます)。


まず、フローレンス・ピューが演じるエレーナとナターシャの関係性は作中一番丁寧に描いてて興味深いです。
反目しあいながら徐々に子供時代の絆を取り戻していく様はエモかったです。
(エレーナがナターシャの戦闘ポーズをいじる場面が特に笑えるw)

あとブラック・ウィドウの戦闘シーンは他のシリーズ同様に面白いし、仲間と戦う時の戦闘シーンもカッコいいです。


...ただ文句なしに良かったのはそれくらいです。
それ以外は特別ガッカリしたわけでは無いものの、あまりに普通で特に印象に残らないです。

今作を観て気付いたのは、自分は女優のスターレット・ヨハンソンが好きなだけでブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)というキャラクターが好きなわけではなかった事です。
今回、ブラック・ウィドウの過去が明らかになるのですが、それを観てもそこまで感情的にならなかったんです。
恐らくキャプテン・アメリカやアイアンマン等の自分が好きなキャラクターは最初からヒーローになる過程を描いてて人間臭さが感じたのに対し、ブラック・ウィドウは徐々に過去が明かされた上に、二人程正義感や価値観がはっきりしてるわけでは無いのだと思います。それが理由であまり惹かれなかったと思っています。

あと細かな突っ込み所として、
今回の敵組織「レッドルーム」のアジトの場所。
【今まで場所が全くバレなかった理由】として、"空にある衛星"というのはいささか無理がありすぎます(笑)
まだ地下深くだったらまだしも、空中にある衛星はさすがに今の時代ならバレます。


正直そこまで印象に残る作品ではないものの、観てる分にはある程度楽しめたので一応満足です。