3分の短編ホラー。
開幕1分でイヤホンを外し、開幕2分で画面を遠ざけ、開幕3分で薄目鑑賞。笑
しっかり怖かった……。
『リング』は呪いのビデオを観たものが呪われ死に至り、『着信アリ』は死んだ者が最後に着信を残した相手へ死が移る。今作は今の時代らしいSNSで最初にいいね！を押した者に伝染する恐怖。
『リング』も『着信アリ』もスコア５にするほどホラー映画好きなのだけれど、何故これほどにもビビり屋さんなのに恐怖に魅了されているかって
きっと"恐怖"という感情の役割が起こす身体のメカニズムが好きなんですよね。
サバンナでライオンを見かけたシマウマが死にもの狂いで逃げるように、高い場所に立った時に人間が足をすくむように、"恐怖"という感情がないと生命は存続していけない。
命ある者としての本能に刻まれた防衛反応。足を踏み入れてはいけないという線引き。危険を冒してはならないといっているストッパー。心臓を囲む防護膜。脳が逃げろと言っている警告。
生命に危機を感じていると脳が判断を下すほど体の内側から突き動かしてくれる恐怖の持つ影響力が大好き。
恐ろしいと感じ、呼吸が浅くなり、指先が震え、見るに耐えずに目を覆ってしまうほど人体に影響するホラー映画。
つまりは『悪魔のいけにえ』は死ぬほど恐ろしい、奇跡のような作品ってこと。(これが言いたかっただけ)
