前作では列車内の閉塞感が秀逸だった続編。「ゾンビとの距離感」がほとんどなく、普通のゾンビ映画になってしまいましたね。ヒューマニズム織り込みも前作に分がありますね。圧倒的な数のゾンビ勝負に挑んだ形ですが、そうなのであれば、「ワールドウォーZ」並の迫力が欲しくなってしまいます。カーアクションも凝っていましたが、全体的にややカメラが車により過ぎな印象です。もう少し引きで撮れていたら「ベイビードライバー」並の迫力が出てきていた様に思います。マ・ドンソクの様な名優さんが一人いればもう少し締まってくるのかなぁ。
と、難点ばかり上がってしまうのは期待感が大きかった故ですね。ニュートラルに観たら充分に及第点に達しているゾンビ映画です。
