樹木希林の遺作ということで、注目されている方も多いと思います。
が、、、
くれぐれもご注意ください。
樹木希林の出番は極めて少ない。最後の15分くらいかな。予告編で見せているシーン以外、彼女は、ほとんど出てきません。
しかも、、すみません、本音で言います。金返せ!と思うほど、つまらなかったです。
【人生の美しさと残酷さを描く本作において、
樹木希林の、その女優人生最後となったシーンは、まるで彼女が私たちに遺したメッセージのようでした】
↑↑↑これ、予告編で使われている、この映画の宣伝文句です。けど、これは詐欺です。全く内容に沿っていない宣伝文句。
予告編を見る限り、この映画は、切ないラブストーリーであるかのように、ほとんどの人が思うはず。
でも、全然違います。
ここから、ストーリー面で直接のネカバレはありませんが、ある種のネタバレです。
観て、驚きたい方は読まないでください。
ただ、この映画は観ても、ものすごくつまらないです。
この映画は、予告編が連想させるようなラブストーリーではなく、、驚くことに!ジャンルは
【ホラー】です。結構怖い。
エンドロールを見る限り、日本の怪談、日本の妖怪、お化けを表現したかったんだと思います。
「貞子」を連想させるシーンもいくつかありました。
で、、この映画のストーリーですが…説明できません。さっぱり、意味が分からないんです。
「難解」を通り越して、この映画は、もはや「理解不可能」です。
最も重要な登場人物の相互関係にずっと疑問を抱いたままストーリーは進みます。
それらが、最後に全て回収され、繋がるタイプのストーリーかと思ったら…謎は謎のまま。最後まで繋がらない。ホントつまんなかった。
隣のおじさんも、そのまた隣のおじさんも、いびきかいて、ほとんど寝てました。
でも、最後の方で樹木希林が登場してからは、真剣に観ているようでした。
やはり、樹木希林が観客を引き込む力は強い。
けど、この映画はダメっ!つまんない!
自分の中では『日日是好日』が彼女の遺作です。だから、この映画のことは忘れます。
世界で一番大好きな女優さん、樹木希林様。
お疲れ様でした。安らかに。合掌。