昔、飛行機も機内サービスで鑑賞して以来の再鑑賞。劇場で『コヴェナント』を鑑賞後に無性にジェイク・ギレンホール作品が見たくなったので。
実際に起きたことについての脳の記憶、記憶をもとに異なるシナリオを何度も試すシミュレーション、それを擬似タイムリープのように見せる設定がSFとして秀逸。
ジェイク・ギレンホールがヤケクソになったり、冷静に試行回数を重ねるごとに策を練ったり、繰り返される忙しない8分間の中での試行錯誤は見ごたえあり。
最後はご都合主義を若干感じつつも（人知の及ばない別の現実や別の世界についての哲学やSF論議ができる面白いものではあるが）、どうしようもなく悲しい話を幸福な話にしてくれているのもとても良かった。
