めかぽしや

君の誕生日のめかぽしやのレビュー・感想・評価

君の誕生日(2018年製作の映画)
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セォウル号の沈没事故から
6年も経つのですね。
高校生が沢山亡くなって痛ましい
事故だと覚えています。

本作はセォウル号で亡くした息子の
喪失と向き合う家族のおはなしです。

いないのにお土産を持ち帰る妹、
誰もいない玄関に
センサーで電気が付くと
ふと気にしてしまう母、
母、妹の事を託くされた不在の父親、
亡くなってしまったのに存在を感じる
悲しみは
亡くなってしまった事を未だに受け入れてられないでいる辛さなのでしょう。

賠償金の話しは
日本でも日航機墜落事故の遺族の話しとも
重なります。

不慮の事故、特に若い人が亡くなる事ほど辛いことはないし、
本作は息子さんをもつ親御さんには
迫るものがあると思います。
めかぽしや

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