まおう

さすらいの人 オスカー・ワイルドのまおうのレビュー・感想・評価

4.0
オスカー・ワイルドの投獄後から晩年までの半生を描くルパートエヴェレット監督、脚本、主演の伝記映画。
彼の代表作「幸福の王子」になぞらえながら、釈放後いわれない差別や迫害を受けながらも友愛に囲まれ死という平穏に向けて身を削りながら少しずつ落ちていくオスカーワイルドの姿を描いた愛の物語。
どんな時も支えてくれる友や運命の男ボジーに囲まれながらも真の理解者と心の平安は死だけであった彼のあまりにも哀しすぎる人生にラスト劇場が啜り泣きの音に包まれる感動作。

〜真面目モードここまで〜

・エグいくらいイケメンパラダイス
・特にエロスの化身みたいなボジー役のコリンモーガンとアガペの化身みたいなロビー役のエドウィントーマスの対比な
・死ぬ
・萌えで死ぬ
・私基本的に報われなくても尽くす男大好きマンだから慈愛と献身の象徴ロビーが死後その灰がオスカーワイルドの隣に埋められたってテロップ出た瞬間声出して泣いた
・明日ペール・ラシェーズ行くわ
・性的指向を理由に投獄されたり悍ましい差別や辱めを受けるのは本当に悲しいし絶望を感じる事だとは思うけど、その後自棄を起こした様に不特定多数の若い男と享楽的な宴開きまくったり関係持ったり周りの忠告も聞かずに悪い男に引っかかって堕落してくのマジ自業自得感凄い
・オスカーワイルドが未成年っぽい若い男と寝た直後の部屋にその幼い弟を招き入れて幸福の王子を読み聞かせる絵面の強さ
・いや普通にこれは通報案件やろ
まおう

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