番宣から、タイの朗らか学生青春映画かと思ったが、全くもって違う!びっくり仰天。
冒頭から、ホラー、ミステリー、サスペンス、マトリックスか?みたいな世界を行き交い、ロマンスに持ち込んできたらまた流れがガラガラ変わりと、展開が全く予想できない。
さすが、バッドジーニアス制作班作成映画、一応主体はミステリーなんだろうが、作りが本当に斬新でひねくれており、映画の普遍的な流れ、常識みたいなのがないから面白い。材料の繋ぎ合わせが普通じゃない。
原作は森絵都のカラフルだそうだが、最後の数分まで全くタイトルとはかけ離れた内容、ラストにやっとその意味も掴めるのも粋なところ。
シナリオだけなら3.5な感じだが、いやあ、たくさん映画観る人ほど観てほしい作品、作りが極めて斬新、構成がニューワールドです。