asu

華麗なるギャツビーのasuのレビュー・感想・評価

華麗なるギャツビー(1974年製作の映画)
4.0
セット、衣装、俳優、全てが美しかったのに、裕福なキャラクターは皆どこか歪で鬱屈としている。

ギャツビーは気高く、目的と枠のある理想のために手段を選ばない恐ろしさがあり、主人公(他人の歯をアクセサリーにしている男を歯医者だと思うような)はそれと恋人への一途さをロマンのように捉えて、上流階級の心の卑しさと対比させていたけれど、私には怖かったな…

こういうふうにしか生きられないと知っている女性の虚しさとしたたかさ。

お金持ちの生活を覗き見る楽しさ。

あと何より浮気相手の女性役のカレンブラックがすごかった…情念…狂気…ホラー…
目が離せない…一見の価値あり
asu

asu