えり

ラストナイト・イン・ソーホーのえりのレビュー・感想・評価

3.8
試写会にて鑑賞。


結構、しっかりと怖いです泣

終盤の畳み掛ける展開にノックアウトされ、観賞後はしばらく放心状態。何が怖いかは見てからのお楽しみという事で!泣

まず、主演トーマシンマッケンジーとアニャテイラージョイ、2人の魅力が卓越していました。60年代ロンドンへのリスペクトを感じさせる音楽やファッションに包まれた2人は若くて美しくてもう最強でした!

ファッションデザイナーを目指すエロイーズ(トーマシン)は夢の中で、60年代のソーホーで同じ部屋に住んでいたサンディ(アニャ)の記憶を体験し、次第に彼女の記憶を現実でも追体験する。

それぞれの夢を追いかける2人が夢の中で出会うというストーリーですが、夢の中の描写が華やかでとても印象的で、鏡を使った技法や現実と夢で色彩に違いを出したりと監督もこだわって撮影したそうです。

試写会にてエドガーライト監督がリモート出演されていましたが、自分が違う人物になった夢をよく見るそうで、そこから構想を得たと仰ってました。さすが、名監督は見る夢も映画っぽい笑

多く語るとネタバレしてしまいそうなので、気になっている方はとにかく観に行って欲しいです。本当に怖いんですけど夢を持って頑張っている人に、都会に揉まれて負けないで!とエールをくれる素敵な映画でした。
えり

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