途中でちょっと飽きました。印象に残ったのは主人公の歌。自作にしてはかなり長くて法要でよく耳にする御詠歌に似ていて不思議でした。主人公は孤高の人っぽい雰囲気なのに他者からの関わりを求めていたのもちょっと不思議。実は寂しがりやなのかな。かまってちゃんではありますね。
妻の意識が戻った後、加速度的に怖くて気持ち悪い人になりました。マンモグラフィの辺りまで微かな可笑しみも感じたのに、ケーキを要求したり昏睡状態? の男性患者にキスをする頃にはかなり危ない人でした。
危ない人になる前のギリギリの所で踏みとどまって日常をやり過ごすというのは自力では難しいものなのかな。
静止画みたいな映像は割と好き。そのまま切り取って写真にしても良さそうです。