洋画好きのえび

魔女がいっぱいの洋画好きのえびのレビュー・感想・評価

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)
3.2
アン・ハサウェイ目当てで観賞しましたが、本作のカワイイ担当はオクタヴィア・スペンサーでした。チャーミングなおばあちゃんって素敵ですね!

原作がロアルド・ダールの児童文学ということで、本作も大人というよりは子供向けの作品でした。そのため、大人にはちょっと物足りないかも。お子さんと一緒に楽しんで観るための作品として製作されたのかな、と思いました。同じロアルド・ダール原作の作品としては『チャーリーとチョコレート工場』がありますが、あちらとはテイストが違います。まあ『チャーリー〜』は監督がティム・バートンですからね…

ただ、一人一人テイストの違う魔女たちの服やメイク、カラフルでオシャレなおばあちゃんのワンピースと帽子、そしておばあちゃんの家やホテル等の美術や衣装はかなり作り込まれていて、そこは見ていて楽しかったです。特におばあちゃんの衣装はレトロな洋服好きの方にはたまらないのではないでしょうか。色合いも様々なんですが、全部オクタヴィア・スペンサーに似合っていて、彼女がめちゃくちゃ可愛く見えるんですよ。この作品のコスチューム担当の方はかなりセンスがあるなぁと思いました。調べたら『コードネーム U.N.C.L.E』の衣装も担当された方なんですね。あちらもレトロおしゃれな衣装で素敵でしたから、レトロ系が得意な方なのでしょうか。

そして、個人的には吹き替えが高木渉さんだったのが最高でしたね。高木渉さん大好きなので… ナレーションも上手い方は聞いていて楽しくなります。おばあちゃんの吹き替えをした斉藤こず恵さんもとても良かったですよ。基本洋画は字幕派なのですが、本作は吹き替えで観ても十分楽しめると思います。

さらっと見られて楽しい作品でした!