『Free!』シリーズ完結編の前編
「10で神童 15で天才 20過ぎればただの人」
アニメ3期以降の遥達を描いた作品
遥のことを語る皆のインタビューをプロローグにシドニーの世界大会を目前に控えた大学祭から物語りは始まる
「ここから...始まる 俺のFreeだ!」
ほんまに絵が美しい
特に競泳シーンは演出も相まって美しすぎる
たくさんの登場人物が出てきて、全員のキャラクターや心理描写を上手く纏めている部分も素晴らしいけど、やっぱり競泳シーンのこの興奮は『Free!』でしか味わえない至福
「凛は今日はるが勝って嬉しかった?
それとも悔しかった?
俺とあいつはそんな単純な関係じゃねぇよ」
予選で負けた郁也と凛ちゃんの会話シーン
凛ちゃんがこの台詞を言う時のカットは
込み上げてくる想いに泣きそうになった
どのキャラクターの会話も温もりがあって心が落ち着くし、正月にそれぞれの実家に帰って楽しく過ごす様子に胸が温かくなった
シドニーでの世界大会でそれぞれが
強くなりたい、速くなりたい
その想いと覚悟を持って未来への決断を下す
はるちゃん...
アルベルトとの勝負で負けたこと、
アルベルトの冷たさに感化されたこと、
凛ちゃんと郁也の決断を知ったことで、
勝つためには全てを捨てる決意をして...
ラストの遥と凛ちゃんの会話シーンは遥の心理描写によって張り裂けそうな胸の痛みを感じた
世界のトップを目指すためには全てを捨てなければならない、これを否定するつもりはないけどそれだけが道じゃないんだよって、水泳を楽しんだまま仲間と一緒に歩んで夢を目指してほしいんだよって...