このレビューはネタバレを含みます
なんといってもローラのランニングスタイルが気持ちいい、思いきり腕を振って、大股で(おまけにちょっと不安そうな顔で)駆け抜けていく姿にグッとくる
我々はどこからきてどこへゆくのか、そしてT.S.エリオットの格言が引用されているけども(我々は全ての探究を終えたとき、初めて出発点を知る)、作中、ゲームをやり直すためのロード時間ともいうべきタイミングで挿入される、男女間での愛と死に関する問いも、ラストである3周目も結局答えきれないままリロードが完了するけど、まさにここから始まる猛烈な疾走がその問いの出発点からの疾走でもあるような気もする
