記録用ちゃん

王国(あるいはその家について)の記録用ちゃんのレビュー・感想・評価

4.0
同じ場面がドキュメンタリー(練習・過程)とフィクション(本番)で何度も繰り返される。話自体は退屈だけどやってることはかなりすごいと思った。
最初は特に気にしなかったセリフも、繰り返しの中で声や表情が変わることで、そのセリフに他の意味も加わってくるように感じる。
暗号回線の件や最後の手紙の王国の話は、まさにこの言葉にしないところに意味や世界があるということを言っているのだと思った。