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王国(あるいはその家について)のHのレビュー・感想・評価

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私のアイデンティティ(や社会的な役割)は「である」ではなく「になる」だと思っていて、そういう意味でものすごく人の本質を描いた作品だなと思った。脚本上は同じ時同じ感情の反復だったとしても、そうやってあるアイデンティティを積み重ねることで自分自身になるとしたら、現実も演技=映画も同時に見せているようですごい構成だなと。しかも、シーンを彷彿とさせる空間の実景が映された時に、観客の心の中に作り出された第三の登場人物たちが勝手に物語を進めてた‥よね?
一括りに出来ないのも、そもそもの目的が違うのも承知なんだけど、ある人に迫る過程がないから広告は生きてる感じがしないんだろうな、

ただ、ほのか以外の2人を全然好きになれなくて、ただあの話を150分聞くことへのストレスはあった。聞きたくない愚痴を永遠に聞かされてる時みたいな
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