正義とは?
『クリード 過去の逆襲』のプロモのためマイケル・B・ジョーダンが来日したタイミングで前から気になっていたこの作品をやっと鑑賞。
舞台は1980年代のアラバマ州。この地域では人種差別が根強く、黒人というだけで無罪の罪を着せられ刑を受けるという、現代では考えられないような暗い歴史が描かれています。
キャストは主演のマイケル・B・ジョーダンに加え、ジェイミー・フォックス、ブリー・ラーソンなどとにかく豪華。
特に私はMARVELが好きなのでキルモンガー、エレクトロ、キャプテンマーベルが集結していて期待値爆上がりでした🔥
無罪なのに殺人容疑で死刑判決を受けたジョニー・D。アリバイもあり、証拠不十分にも関わらず有罪判決を受け、刑務所で生活を送る。
そこへ現れたのがハーバード卒の弁護士ブライアン。
ブライアンは黒人という理由だけで刑務所の受付で白人警備員から身体検査を受けさせられたのが衝撃的でした。
そして「顔を見たら分かる。お前がやったんだろう」と人種を理由に投獄され死刑判決された受刑者や、車を運転しているだけで白人警察官から銃で脅され不当な扱いを受けるシーンなど、あからさまな人種差別に心が痛みました。
ジョニー・Dの無実を証明するのは絶望的で、「これ以上事件を探るな」と殺害予告を受けることも。
それでもブライアンたちは諦めず、"正義"の勝利を信じて証拠集めに奔走していた姿に胸を打たれました。
そしてブライアンたちの頑張りやジョニー・Dの家族を見て、周りの人たちの気持ちに変化が見られたのが感動。
人種差別を考える上で、学校で紹介してほしいぐらい考えさせられる内容でした。
痛ましい歴史を忘れないためにも、ぜひオススメしたい作品です