Vega

マルモイ ことばあつめのVegaのレビュー・感想・評価

マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)
3.8
日帝時代が舞台となる作品はいくつか観てきたが、登場する日本人の中には朝鮮人に好意的な人物も描かれ少し救われるのだが、本作はそのように息つくところが無くて辛すぎた。しかしこれが事実なのだよね。

「ウリ」わたしたちという韓国語、ウリマルわたしたちのことば、ウリナラわたしたちの国、私の、ではなくわたしたちと言うのは共同意識が強いからと作中で語られていた。
私も韓国語のウリという響きが好き。助け合い分け合う韓国の人たちの気質が好きでちょっとうらやましい。

祖国を奪うこと、言葉を奪うこと、誰かのの名前を奪うこと、それがどんなに重い罪か知るべきだろう。

ユ・ヘジンが文字を覚えて片っ端から看板のハングルを読む場面、読み書きできるという喜び溢れる良いシーンだった。



ユ・ヘジンとユン・ゲサンのバディっぷりに胸熱になった方はぜひ「国選弁護人ユン・ジンウォン」観てください。
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