YouTube公式で日本語字幕つき無料公開してる。
大量生産、大量消費ゆえ適正の数を保つために合法的(?)に行われている動物の屠殺現場をひたすら撮していくドキュメンタリー。
自分の人生観に揺さぶりをかける程のショッキングな映像に面食らう。
食用の肉を始め、毛皮や羽毛や牛皮からなる衣料品、臨床実験のための医療用、展示やレースなど娯楽に至るまで我々人間が当たり前のように生活するには数知れない動物の犠牲の上に成り立っている。
工場で働く人たちの動物に対する扱いは考えるものがあった。一方的に虐待といいきるのも違う気がするし、働き方もあるだろうし難しいところ。それにしても海外はどの人も血を浴びてるのに、素手で作業をしていることが驚き。
ざっとYouTubeで検索してみたら日本の現場の状況もいくつか映像で見られ、システム的に大きな差はなさそうだった。
屠殺の瞬間をスローで見せたり必要以上に動物に感情移入させる煽りが多いのは気になったけど、他の動物の命を頂いているという謙虚な心を再認識するためにも見て良かった。
見ながら人間が家畜の立場になった作品を考えたら『ファンタステイック・プラネット』や『ソイレント・グリーン』、漫画「GANTZ」のカタストロフィ編が浮かんだ。