オリジナル版は未見。作中のグロリアと同じ世代かなぁと思うので身につまされるところが多すぎてなかなかしんどかった。
印象深いのは男絡みの話じゃなくて、娘と母親との関係のとこかな。空港のシーンと迎えに来てくれるとこで泣いた。
結局、人生の重きは男に置くべきじゃないよ、という話でもあると思うんだけど（違うか、それは私の感想にすぎないかもだが）、あのダメ男がジョンタトゥーロ！というところがまた絶妙すぎて。
家から娘も妻も（きっとどうせ本当は離婚してないんだろあれ）みっともなくわらわら出てくるところで爆笑しちゃった。
なにもかも（主人公の名前すら）最後の数分の高揚とこれか！感！（あの歌詞！）のためにあったような映画とも思うけど、ジュリアン・ムーアがボロボロになって泣き腫らしててもなお綺麗で。
そこはきっと「きれいすぎる」とこなのかもしれないけど、眼福でした。
