福福吉吉

ナイト・オブ・シャドー 魔法拳の福福吉吉のレビュー・感想・評価

3.0
🐉 Jackie Chan-ISM Vol.072 🐉

ナイト・オブ・シャドー 魔法拳

◆あらすじ◆
小説家のプウ(ジャッキー・チェン)は小説を売る傍ら、陰陽の筆で多くの妖怪を捕らえ続けていた。ある日、村の少女が行方不明になる事件が発生したことから、プウは衛士ヤンフェイ(リン・ボーホン)とともに少女をさらう女妖怪の存在を知り、捕まえようとするのだが、そこに女妖怪を助けようとする男チュイシャ(イーサン・ルアン)が現れる。

◆感想◆
ジャッキー・チェンの製作年の年齢:65歳

ストーリーは妖怪が存在する人間世界の話となっており、分かりやすい。テンポも悪くなく、絵面としてCGやアクションの変化が多様で退屈することなく観ることができました。

主人公のプウは、人間界を襲う妖怪を天から捕まえに来た妖怪ハンターという設定だが、子供に小説売りつけたり、捕まえた妖怪こき使ったり、酒飲み過ぎて酩酊したりととても人間臭いキャラクターになっていて面白い。

また、衛士ヤンフェイは上司に恵まれず成果を出せないブラックな労働環境に苦しんだ挙句、プウの元へ弟子入り志願する変わり者で、本作のコミカルな部分をプウとともに担っており、最初から最後まで出ているけど特に活躍しない不遇なキャラクターになっています。

ストーリー前半はほぼコメディなのだが、後半になると女妖怪シャオチン(エレイン・チョン)とチュイシャ(イーサン・ルアン)の悲恋が描かれており、ストーリーにシリアスさを加えていて良かった。

アクションについてはCGを多用したものになっており、プウが陰陽の筆で描く呪文で戦う演出は良く出来ていると思うのですが、ジャッキーならではの切れのあるアクションは影を潜めており、少し残念に思いました。その分、他の登場人物や妖怪たちのアクションで補っている感じです。

普通に面白かったと思います。

鑑賞日:2022年9月20日
鑑賞方法:Amason Prime Video
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