緑

喜劇 にっぽんのお婆あちゃんの緑のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

北林谷栄が劇中で72歳と言っており、
今の70代に比べて老け込み過ぎだろと
当時の年齢を調べたら1911年生まれとあり、
本作は1962年の映画ということは51歳⁉︎
ちなみにミヤコ蝶々は42歳!
役者もヘアメイクも凄すぎる‼︎
衝撃‼︎

「喜劇」と謳われており、
ポツポツとおかしみのあるシーンはあれど、
北林とミヤコ蝶々は居心地悪く生きていて、
まったく「喜劇」ではなかった。
食わせてもらう立場は弱い。

鑑賞後に入ったごはん屋で
流されていたテレビで、
年金だけでは暮らせないシニアが
働く様子が特集されていた。
特集の導入は20代30代の人々に
いくつまで働きたいかのインタビュー。
その後、シニア層に同じ質問。
前者は長く働きたくない、
後者は生きるために体が動く限り働きたい
との回答が目立った。
溌剌としたシニアが多くて悲壮感は薄かったが、
意図的にそういう人々のみで組んだように見えた。

本作を観てもテレビを観ても
「PLAN75」の年齢を下げての
運用が待ち遠しくてならない。
緑