みりお

The Turtle's Head(原題)のみりおのレビュー・感想・評価

The Turtle's Head(原題)(2014年製作の映画)
3.8
またもやアリアちゃんのshortfilm🌟
今回はコメディです🎶
アリアちゃん、なんと次の長編はブラックコメディにすると言って、胸糞ファンを動揺させましたが、これを観る限り、彼のコメディもめちゃくちゃ面白い予感が既にする💖

今回は、ある日突然全男性にとって大事な大事なアソコが縮み始める恐怖を描いたお話🤣✨
その原因はうやむやなままだし、原発事故をその理由ともとられかねない表現をしたことはナンセンスですが、それ以外は完璧に面白い❣️

訳もわからず大事なものが日に日に縮んでいくことは相当な恐怖なのだとは思いますが、その恐怖を紛らわすためにあらゆる人にイチモツを見せて歩くおじいちゃん探偵には笑いが止まりません🤣🤣
特に2人の部下に見せるシーンはやばい❣️
「前より小さくなってるだろ!?」
「前を知らないからわからないです…」
お腹よじれるかと思った‼️

そしてこれ面白いだけじゃないんですよね〜✨
『ミッサー』でも思いましたが、アリアちゃん実はかなりのフェミニスト😂👍
男性を子作りの道具としてしか見ていなかったり、愛と欲を天秤にかけて欲に走らせたり、男性の性的な部分を特に毛嫌いしているかのような、敢えて貶す表現をするんですよね💦
本作も然り。

主人公のおじいちゃん探偵は、お年の割に下半身はかなり元気で、真剣に自分を頼ってきたクライアントの身体をなめるように見て品定めする始末…
依頼をまともに聞く気はないのに、クライアントを食事に誘うためだけに仕事を引き受けます🌀
また「秘書は都合のいい女だ」的なことを言ってみたり…
この人にとって女性は性の対象でしかなく、それ以外では無意味な存在として、とても蔑ろにしているんです👎
女性を性的な目で見つめるには自分のちん○が必要不可欠👹
つまりおじいちゃん探偵は、ち○こに足が生えて歩いていると言ってもいいくらい、能無し考え無しのクソ野郎🤬
悪態つきはじめちゃったけど、要は何が言いたいかというと、○んこはこのおじいちゃん探偵にとってアイデンティティそのものなんです🙌
自分のアイデンティティがどんどん小さくなる様は、まさしく自分自身がいなくなっていく感覚であり、それは本人にとっては相当な恐怖であると同時に、その醜態を観てきた視聴者にとっては痛快な出来事❣️
こうしてブラックコメディが形成される訳ですね✨

そして結構リアルな話で申し訳ないけれど、彼のイチモツは小さくなるだけでなく、最終的に「Like mushroom!!」「Go inside!!」と秘書に言われてしまいます。
(どんどん小さなキノコになり、まさかの中に入っちゃったらしい💖)
つまりこれは女性化ですよね。
彼にとって性の対象でしかなかったもの、バカにしていた対象に、彼自身がなってしまうという皮肉🤣👍
そして彼は自分自身を失ってしまうのです✨

あぁースッキリ爽快‼️
『ジョン・ウィック』ばりの爽快感‼️
アリアちゃんやっぱ天才だわ〜✨
次のブラックコメディの長編が楽しみですね💖
みりお

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