90年代モンスター・パニックの秀作。
優れた脚本と演出によって、忘れた頃に何度見ても面白い一本で舞台が出来上がる段階の絶望感はすごい。
サメの恐怖を真正面から描く事においては「ジョーズ」にかなわないので、この当時から絡め手でいく必要があった。
正攻法のサメ映画はジョーズが原点にして頂点とも言えるのはスピルバーグの功罪と言えるかもしれない…
本作は、あの手この手で作られている”サメ映画(サメ+α)”のはしりではないだろうか?
まだ無名のLLクールJやトーマス・ジェーンが若い!
劇伴も、さりげなくハンス・ジマー チームのトレヴァー・ラビンという人が担当しているようで、言われてみれば同氏が担当した「コン・エアー」やハンス・ジマーの曲調に近い。