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アンカット・ダイヤモンドのKotaのレビュー・感想・評価

アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)
3.6
“本当にバカな顔してる。”

Netflix×A24という最強コンビが世に出した映画。気鋭の監督サフディ兄弟の前作“グッドタイム”を観てアダム・サンドラーはオファーを快諾したという、実際の宝石売りをモデルに嘘や騙しが横行する業界をこれまたリアルに描いた作品。

映画の中で“Fuck”という言葉が408回使われて(これは歴史上4番目に多いらしい(笑))、会話に会話が被せられてまぁ滅茶苦茶になっていくんだけど、それを丁寧なカメラワークとシンプルな音楽で綺麗に整えているから観やすい。

アダム・サンドラー主演を久々に観たような気がするけど、こんなに胡散臭いおっさんがハマる人おる?ってくらいには完璧な配役だった。全然感情移入はできないクズ野郎なのに、最後には一緒に一喜一憂していたところに、あーこっちまで上手く乗せられたって気分になった(笑)。
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