カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭で受賞歴を誇るファティ・アキン監督作。
スタッフのレストラン経営の実体験を基に、また地元を舞台にした、まさに魂がこもっている作品。
映画祭を撮った料理映画なので、ガチで拡張高く敷居の高いレストラン映画なのか、と惑わされていしまうかもしれないが、そんな心配は全く無用。
もちろん上品な音楽もかからないし、綺麗目な内装でもないし、整ったレストランのスタッフがでてくる映画でもない。
本作は、あくまでもファティ・アキンの映画だ。
ハンブルグの倉庫街にあるコンテナを改装したレストラン兼ライヴハウスといった感じで、バラエティーに富んだ料理の数々が画面を席巻するパワフルで猥雑なドタバタコメディーにして、ソウルムービーだ。
ヴェネチア映画祭審査員特別賞。
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