J四郎

幸せへのまわり道のJ四郎のレビュー・感想・評価

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)
3.8
トム・ハンクスが子供向け番組の司会者役を演じております。これはなかなかな良作ではないでしょうか。

この話の主人公は父親でもある記者で、そのむかし不良なお父ちゃんに家族ごと捨てられた過去を持ちます。このおやっさんとは顔を合わせりゃ殴り合うほど仲がよろしくないんで。ま、そりゃそうでしょうな。

そんな中、取材先で例のトム・ハンクス演じる司会者と出会うわけですが。その交流の中で自分との向き合い方など次第に変わっていってという感じでしたかね。地味ですが手堅い造りのドラマ映画ってとこです。例えば職場や通勤電車でクソみたいなオッサンと出くわした後に観ると心が癒されます。

印象に残ったのが怒りのコントロールについてでしょうか。まあ自分も若い頃は欧米人や韓国人並みかそれ以上に激烈な性格をしていたので身に染みるところはあります。怒りを外へ解放したらいろんなモンを破壊してしまうのでダメなんですが、(人によってですが)時には生きる為の燃料になるので付き合い方でしょうか。やはり何事もコントロールは大切だと思いますな。
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