このレビューはネタバレを含みます
長尺だけど、ずっと続くあの音楽(ベースの音?)が何となく先を観たいと思わせてくれる。ちょっと道しるべ的な…。
前半と後半がある。
『私は無能力者です。』衝撃的だった。何なんだこれは…。
ディカプリオは小悪党で、ちょっと頭が弱い。デ・ニーロに奥さんを始末しろと結婚前から言われていたが、奥さんに多分愛情があり、最後までそうはならなかった。
彼女の絶えず何か考えてるような眼差し。あの話し方といい、独特の雰囲気がある。
思わず吸い込まれていくような大きくて黒い瞳。
前半、モーリーはいつ殺られるかとずっと緊張していた。そこが見せ場でもある。
モーリーは嵐の音を部屋で聞くような純粋さや余裕があったが、注射を打たれてからはずっと調子が悪く外にさえ出られない。
ラスト
ディカプリオにインシュリン注射の本当の中身は何かと奥さんに聞かれる。…
このシーンのディカプリオ、巧い!
奥さんも巧い!
***
デ・ニーロの散髪場面。『アンタッチャブル』のカポネのひげ剃りシーンのオマージュでしたね。キングがいつブチ切れるかとビクビクしてしまった😅
大作で見応えあったけど、だいぶ長くて途中で気を失いかけました💦