ナンセンスロケット

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのナンセンスロケットのレビュー・感想・評価

3.5
【マーティンスコセッシとディカプリオは未だ健在だった。】

これまで、ウルフオブウォールストリート、シャッターアイランド、ディパーデッドとコンビを組んできた、監督、俳優の新作😆

前作アイリッシュマンのネフリ勢力ではなく、今回はAppleなる新しいスポンサー!

この206分もある、くそ長い作品を見るのは、やはりマーティンスコセッシの人望。。(アイリッシュマンの時と同じこと言うてるがw)

今作はインディアンに石油が発掘され、その権利を得ている家族への白人の抗争劇。何だけども、今回の悪事は結婚を通じてた正式な相続、相続を早めるために関係家族を殺めていく。。😱

アーネスト(ディカプリオ)とキング(デニーロ)はこの家族に取り入るために結婚、そして殺人を繰り返しながら利権を狙う。対して、思い通りに動かない仲間や、FBIからの調査も拍車をかける。

そして、何といってもアーネストの妻に当たるモーリー(リリー)の演技が素晴らしすぎます🤩
ホントに寡黙なインディアンを演じつつ、確固たる志しや、真実を知ろうとする意思が映画への見所となってます。

全体的にはお得意のドンパチではなく、老年を迎えたスコセッシのじっとりとした演出。
単調な音楽も逆に不気味。

登場人物がかなり複雑なので初見だと着いていけないかもしれないが、姉妹が次々と殺められるところさえおえれば流れは理解できる。

スコセッシはネフリにふったのかと思いきや、今作Apple studioという新しい勢力も出てきて、こういった超大作が劇場で見れるのも楽しみです。