カルロスあきお

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのカルロスあきおのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

映画館で鑑賞

オクラホマの先住民族である石油で富を得たオセージ族とその富に群がる白人の話。
スコセッシ×ロバート・デ・ニーロ×レオナルド・ディカプリオの重厚なストーリー。

デ・ニーロとディカプリオは演技は言わずもがな圧巻のもので、シーンごとの演技や表情一つ一つが本当にすごい!

デ・ニーロ演じるウィリアム・ヘイルは町のオセージの人々と共に生活して溶け込んでいるが、実はとんでもない計画の持ち主で自分の欲のためには徹底して計画的でとんでもない。
ディカプリオ演じるアーネストはそんなオジであるウィリアム・ヘイルの所に移り住み、オセージ族のモリーと恋をして結婚するが色々な人の色んな企みに関わったり巻き込まれたりする。

初めはただ、金の為にモリーに近づいておじの指示に従うような嫌な奴だと思っていたがどんどん家庭を持ち家族ができる中で心情が渦巻いていく流れが面白かった。

後半の色んな計画があらわになっていく流れはストーリーとしてどんどん盛り上がりを見せていき、アーネストの決断する場面は見応えがありました。

最後の展開を生む為にストーリーをしっかり描いて時間も長くなる事は分かるが、206分は長いなぁと観ている時にやっぱり感じてしまいました。

大物俳優以外にもモリー役のリリー・グラッドストーンの演技もすごく引き込まれるものがあったし、終盤に急に出てきたブレンダン・フレイザーにも驚きました。

映画の終わり方もスコセッシ映画だなぁ!と感じるもので良かったし、重厚な素晴らしい映画でした。