いも太郎

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのいも太郎のレビュー・感想・評価

4.2
206分という長丁場、ケツが燃えるように痺れる以外は文句なしの映画だった。

オセージ族が持つ石油の受益権を狙う白人達がインディアンを殺していく史実。
白人達がオセージの生活にじわりじわりと侵食していく様子をじっくり描きつつも1分たりとも目が離せない作りで凄かった。

インディアン語(?)での会話部分で字幕が付かないシーンが結構あり、会話の内容は分からないがディカプリオ演じるアーネストがモリーときちんと関係を築いてるんだなぁ〜と思える良い演出だなと思った。
愛していたのは嘘じゃないんよね。

制作側からのネイティブアメリカンへの敬意が感じられる作りだった。
福田村事件といい、加害者側がこういった史実を誤魔化さずに描くことは贖罪にはならないけど戒めとして後世に残していくことに意味がある。
いも太郎

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