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バード・ボックスのkuuのレビュー・感想・評価

バード・ボックス(2018年製作の映画)
3.5
『バード・ボックス』
原題Bird Box.
製作年2018年。上映時間124分。
今作品は、ジョシュ・マラーマンによる2014年の小説『バードボックス』の実写化っすね。

サンドラ・ブロックも年取ったなぁが主演したNetflixオリジナルのSFサバイバルサスペンスっす。
なんでも、サンドラ・ブロックは、サラ・ポールソン(同じ年にリリースされた『オーシャンズ8』(2018)に続くサンドラブロックとコラボレーション)に彼女の妹役を演じるように個人的に監督に依頼したそうやけど、マジに似てるなぁ。
マシンガン・ケリーでとるやなぃかぁ。
お話は、
みぞうゆう未曾有の異変に襲われ、人類の滅亡も迫る極限状態の中で、幼い命を守ろうとする主人公の決死の姿を描く。
イカれたやつの方が実際は亡霊より怖い。
思いがけず子どもを身ごもったマロリーは、ある日突然訪れた世界の終焉と人類滅亡の危機に直面する。謎の異変が次々と起こる中、生き残るためにできることは、決して『それ』を見ないということだけ。
幼い命を守るため、マロリーは目隠しをして逃避行に出る。

己や他の人に危害を加えるように促す目に見えへん存在の数は、オカルト好きにはよく知られてるかな(X-ファイルのエピソードでもよくある。スティーブン・キングとか十八番かな。)。
コアな書物を漁ると、集団自殺したカルト集団の多くが自殺を引き起こしている原因は、教団内にいる人は誰でも『何かを見る』と云う。
せや、外から見たら、彼らが見るんは呆れる程未定義のまま。
それが何であれ、彼らの目はすべてサイケデリックスになり、彼らは己の命を奪う。
そないな外部からは見えない
『それ』ってのを扱った作品なんやろな。
そやし、見えない何かに、ちょいイラッとくる。
典型的なホラー映画じゃなく、大きなアクションシーケンスとCGIが欠けてるかな。
実際の超自然的な相互作用よりも、キャラが経験する恐怖に依存している。
そないな点で考えたら、何かしながら観る映画には最適やけど、映画をじっくり観るぞ~ってお菓子を用意して画面にかじりつくほどの作品ではなかったかな。
ただ、サンドラ・ブロックの演技は贔屓目があるけど真に迫ってた。
なんでも、サンドラ・ブロックは『失踪』(1993年)以来のホラー映画で、ブロックはホラー映画が嫌いらしく、ホラー映画に出演することを非常に嫌がってるなかの出演やからか緊迫感があったんかな。
また、はじめの方で、捨てられたベビーカーが通りを転がっているショットも演出が上手いが、何番煎じかわからんテクやしなぁと、はじめにやってたら素晴らしい演出やと思ったかな。
映画『アンタッチャブル』(1987)とか他の映画でもつかわれたしなぁ。
捨てられた赤ちゃんのイメージてのは、混乱に陥る社会の強力な表現やと云えると思います。
余談ばかりやけど、
2020年7月、続編が開発中であることが発表されました。
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