ゆず

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇りのゆずのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

コメディ映画、大好きだなぁ~……! ってしみじみ思いながら帰宅しました。

ファンタジーなので、映像安っぽくなっちゃわないかなー……と勝手に期待値下げていたんですけど全然大丈夫だった。
小ネタでちょこちょこと笑わせにきつつ、各キャラ・各ジョブを魅力的に見せつつ、アクションもかなり頑張ってて驚いたし、テンポもよい。見やすい。しっかりファンタジーもしてる。
立てた計画うまくいかなくて頭ひねってみんなで代案出す流れもすごいすきだな。しかも代案のわりにすんなり実現可能そうとわかる内容。スパイ映画じみていて映像的にも面白かった。

さいごどうまとめるか、なんて序盤からわかりきってるので、ストーリーがはちゃめちゃに良い!!! って絶賛するようなタイプの映画ではないんだけど、よくまとまってるなと思うし、好きなポイントがた~~~くさんあった。

ゼンクとエドガンのやりとり全部好き~~~! だし
ふとっちょドラゴンがごろごろ転がってくるのも笑ったし
ドルイドもソーサラーも魔法カッケーを浴びれるし
終盤、魔法使い対決になった時に西部劇よろしく、カゴがコロロ……って転がってくるのも笑ってしまったし
吹き替えの言葉選びも程よく軽くて好きだったし(死体役豪華すぎんか!?w)
そういう、言い出すときりがない好きポイントや小ネタみたいなのがいっぱいある。楽しかった。

みんな好きだけど、特にホルガ好きだったなー
安直にエドガンとくっつかないところも好きだな~(それぞれちゃんと胸に想う相手がいるから当然なんだけど)
元夫どんなの出てくるだろ~、犬猿なんかなー……と思ってたら、到着時のホルガの「窓塗ったんだ、可愛い」みたいなつぶやきが超デレてて『大好きかよ~~~!』ってなったし
『元夫ちっちゃくてかわいいの出てkブラッドリー・クーパー!?』って笑ったし(あのお家、お庭かわいかったな)
でも今の恋人の悪口とかも言わなかった、えらい
あとエドガンとホルガの関係、すごく好き~!
最後ホルガの表情で「新たな恋、みつけちゃったか……★」って満面の笑みになってしまった。

ファンタジーだと「世界観設定のわりにマップすごく狭そに見える」って感じちゃうことも多いんだけど、少しずつ移動の描写もいれつつ、それなりにいろんな場所を巡っているので、そういう微妙さを感じなかったのも嬉しかったな。
このぐらいの軽めのノリが好きそうな友人にはガンガンすすめていこうとおもう~

最近気が滅入ることが多くて、楽しく笑いて~!!! と思って映画館へむかったので、期待通り、いや期待をだいーぶ上回っておりました。
なんならもっかい見に行きたいし、そのうち配信にきたら友達とワイワイしながら同時視聴したいな。

ちなみにD&Dは洋ドラでたまに出てくるおかげで雰囲気だけ知ってる程度。TRPGで遊ぶ人間ではありますが、剣と魔法の世界~みたいなファンタジーのシステムには全然触れたことはない。
そもそも「クリパが楽しそうなファンタジー映画やってるー! 監督・脚本的にもたのしそぉ~!」ってだけで見に行ったので、
見終わった今、原作絡めて感想や解説かいてくれてそうなサイトを読むという楽しみがあるのも嬉しい。
プレイヤーたちの提案をダンジョンマスターがうまくシナリオに盛り込みながら愉快に回してくれてるとことか、小気味良いRPとか、合間にチラっと頭をよぎって、きっとすごく楽しいセッション〜と笑ったりもした。最高にHappy

悪いところやモヤモヤする箇所が全然ないなー、最初から最後まで楽しかった。これってすごいことだと思う。まさしく大衆向け娯楽映画。大事に作られた映画なのだろうな。
惜しむらくは、映画のパンフレットがなかったことぐらいだろうか。

ホルガの元夫の家から持ってきたポータルガンみたいな杖、めちゃくちゃ便利で笑ってしまった。
いいなぁー、シナリオの本筋とは関係なさそうな寄り道っぽいところで、後々重要になる便利アイテム入手とかやりたいわ~w
ゆず

ゆず