ミーミミ

僕たちは希望という名の列車に乗ったのミーミミのレビュー・感想・評価

4.2
資本主義か共産主義か?

国の有り様で生き方は大きく変わる

国と方向性が同一ならばそれは幸せなことだろう

だが疑問を持ち始めたとき

遅かれ早かれ発露として表出する


それが黙祷というカタチで…

それがクラスの多数決という集団心理で…

それが
はからずも巻き込まれたクラスメイトも居る図として

ならば、仲間割れを狙う巧妙なやり口の当局に、親や兄弟にも危害が及ぶかも知れない惧れのなか、高校生たちが自らの信念を自身に問うには余りにも残酷な展開だといえる。

でも実際には、軽い気持ちから始まったことでも
一生を左右する選択を強いられたり
罪を犯してしまったりすることはある


走り始めてしまったことは容易には止められないのだ

大事なことは、その時、そのとき
一生懸命考えること

そして。

可能性、希望が少しでもあるならば
それに乗るべきだということ

多くの代償を伴うとしても

夢みがちな若者の浅はかな行動だと揶揄されようとも。


特筆すべきは
国家反逆罪と断罪されても
送り出そうとした親御さんの存在。

この親たちの気持ちを想うと
彼・彼女たちの幸せを心から願わずにいられない
ミーミミ

ミーミミ