MubaoMasato

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密のMubaoMasatoのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

『糞でも食ってろ、こいつも糞、こいつも糞。』
キャプテンアメリカを演じたクリスエヴァンスが言うのは、意外すぎて、滅茶苦茶笑っちゃいましたね。
ベテラン達が集う犯人達と007/No time to dieに出演した、ダニエル・クレイグとアナデ・アルマス。
良いキャストばかりで、どれが犯人か分かりません。
大体アニメや邦画は、有名で重鎮な声優さんを使っちゃうと、直ぐにこいつ犯人だと分かってしまうんですよ。
それが分からないんですよね。
では、ひとまずあらすじいきましょう。

あらすじは、NY郊外の屋敷で、世界的ミステリー作家のハーラン・スロンビーの遺体が見つかる。
そこに名探偵ブノワ・ブランは、匿名の依頼を受けて、刑事と一緒に屋敷に訪れる。
アリバイもきちんとある容疑者達。しかし、疑問に残るのは、誕生日パーティーに起こった出来事。
名探偵ブノワは、家族の謎を解き、事件の真相を掴みにいく。

滅茶苦茶面白かったですね。自分もブノワの視点と第三者の視点で観ることで、犯人捜しを楽しんでました。

そして、何よりダニエル・クレイグがカッコ良すぎましたね。一つ一つの所作と表情、探偵そのものでしたし、今まで見たことがない探偵像を表したと思います。

序盤は、家族の事情聴取と紹介が殆どです。
ここで、この家族何かがおかしいと気づきます。それは、表面上は仲が良さそうと分かるのですが、裏では、死んだスロンビーさんに頼るばかりや、親族との仲が悪いことや、全然信用していない。
嘘が占める家族だと分かります。これが大事なポイントです。どんなに年を取っても、一族で成り上がった人物は喧嘩が徐々に蝕むムカデみたいで良かったですね。多分HOUSE OF GUCCIもこんなんじゃないでしょうか?違ったらすんません。

中盤は、犯人と被害者の関係が分かります。
え!ここで犯人が分かるの!と感じました。犯人はアナデ・アルマス演じるスロンビーの付き添いの看護師でした。
彼女は間違えて、鎮痛剤と間違えモルヒネ100mgをを打ってしまい、スロンビーはそれを隠すために、意識が朦朧とし、自殺したと事件にしないようにしました。しかし、何処かがおかしいんですよね。普通、モルヒネを打ちすぎたら、解毒剤みたいなものはありますが、彼女のバックにはありませんでした。用意周到な彼女にはあり得ないことでした。
それを隠さなければならない彼女。しかし、彼女は特別な個性を持っていました。それは、嘘をつくと嘔吐する能力でした。それを探偵ブノフは、有効活用していきます。果たして、彼女の嘘はばれて捕まるのでしょうか?

後半は、スロンビーの遺言書の衝撃的な内容と本当の犯人です。
スロンビーは、遺言書に全ての財産を付き添いの看護師に渡すと書かれていました。それに驚く、家族達。
そこから、エゲツない方法で脅しにかかります。犯人に仕向けたり、言葉で追い込むことや、泣き崩しを使いました。

彼女は全て拒否し、乗り越えますが、家族の中で彼女を助けてくれる一人の女性が捕まり、『あなたが犯人だ。』と言いながら捕まっているのを発見し、名探偵ブノワに全ての証拠を提示しました。

そして、物語の終盤、犯人は私ですと言おうとした彼女に、ブノワは怒号を発しました。彼に何があったのか?
それは、映像をご覧下さい。

滅茶苦茶楽しめました。最高だわ。
今年はNETFLIXで続編が配信されるので、楽しみでございます。お勧めです。、
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