Arbuth

運び屋のArbuthのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
4.5
観てからレビュー書くのに二週間近くかかってしまった。

イーストウッド監督作品はなんとなく筆が重くなってしまう。書きたいことがないわけじゃなくて、逆にどう書けばこの作品の魅力を伝えられるのか分からないから、ぐるぐる回ってるうちに時間が過ぎてしまった。

でももう、あまり言葉を弄さないでただただ感じたことだけを小学生みたいな文章でもいいから残すことにした。

これは良い。
とにかく良いんだ。なんで良いのかうまく言語化できないけど。
多分主人公のアールの人柄が好きになっちゃったんだろうな。犯罪者なのにね。

「グラン・トリノ」と同じくクリント爺さんが主演監督を務める作品だけど(「グラン・トリノ」から10年も経ってたんだ!)、爺さんのタイプは全然違う。「グラン・トリノ」は人付き合いが苦手な偏屈爺さんだったけど、こっちのアール爺さんは外面が良い伊達男。家庭内はそのせいで問題だらけだけど。やっぱり立ち位置は似てるかもしれない。頑固だし。。。

でも最後にこれまでの間違いを悔いて、大切なものを見つける。その過程を観ているから魅せられるんだな。
こんな爺さんになってみたいかも、と思わせられる力がある。

あと、90歳であんだけ現役でモテモテなの、男としてスゲーな!と思った。

実の娘と親子役で共演っていうのも素敵でした。
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