面白いプロット!
浮気した方/された方、恋した方/された方、掠奪した方/追い出した方の力関係が会話の一言一言でくるくる逆転する
なかなかありえない設定の恋愛関係、でもその心情の一つ一つは共感してしまう
登場人物たちのモノローグが入れ替わる「羅生門」形式で進行するが、「ポールは殺されたのか」「それぞれが本当に愛してるのは誰か」に関しては終盤まで明確に語られない。人間の多面性がよく表現されており、リアルさを後押しする
少しめの粗い映像、音楽、一昔前のフランス映画を観ているよう。よく2020年代にこれを撮った
しかしリリー・ローズ・デップの顔はどちらかというとアメリカ寄り、
この古式ゆかしいフランス映画の画面の中では浮くなあ