《困ってる?助け合う!》
イスラエル発、実話ベースの父子物語。
本作もずっとclipしていた作品。ヨーロッパ映画の旅、No.6。
Amazonプライムにて
発達障害がある38歳のガディ。
彼をサポートしていた最愛の母が交通事故で急逝、30年ぶりに父親ルーベンと暮らすことに。
ガディの奇抜な言動、そして生活習慣に戸惑うルーベンだが、徐々に”愛情〟が芽生えていく…
ハリウッド映画のようなドラマティックな展開ではない。
ヤコブ・ゴールドワッサー監督自身が子供に発達障害があるということもあり、淡々としながらもリアリティに溢れ、心に沁みる人間ドラマになっている。
自分の3人の子供たちは全員が健常児。
当初ルーベンは、ガディを恥ずかしい存在と思っていた。
ルーベンを完全否定できない自分。
妻が妊娠していた時、リスクが高い双子だったこともあり、お腹の子の染色体検査を受けることに同意。
もし、染色体に異常があったら…
苦悩しながらも、産まない決断をしただろう。
でも、本当にそれが良かったのか?
本作を観ながら、そんなことが脳裏によぎった。
これはルーベンとガディの父子ラブストーリー。
腎不全を患い、腎臓移植をしないと命が危ういルーベン。
ガディのためにも生きようと決意する。
病室での彼の嗚咽に心が打たれる…
”人生、あぁ無情〟
この結末、あなたならどう感じますか?