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暗数殺人のKotaのレビュー・感想・評価

暗数殺人(2018年製作の映画)
3.4
“まずは信じて、最後まで疑え。”

ある一人の殺人の罪で捕まったテオは、検挙率に悩む刑事のキムを呼び出し「全部で7人殺した」と自白をする。手柄を立てようとしたキムはテオに賄賂を渡して、その他の事件を解決できるように死体の場所を聞き取り出すが…。

被告人からの自供だけでは検挙できないという事や、時効というシステムを巧みに利用した謎解きサスペンス。事件の手がかりが犯人からの自供だけという異常な状態や、それによる嘘にキムだけでなく視聴者も惑わされていって後半はどんどん面白くなる。ただ、“殺人の追憶”や“サイコ”のような名作ですら、この刑事が事件を追って奮闘する系の映画は個人的に苦手で、面白かったのだけどあまりハマることができないといった感じ。実話なのは凄い。テオ役のチェ・ジフンがイケメンサイコパスにピッタリなお顔。
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