ればこ

正義のレジスタンスのればこのレビュー・感想・評価

正義のレジスタンス(2018年製作の映画)
4.0
第二次世界大戦中のオランダで、レジスタンスとしてお金の支援をした銀行家のお話です。

当たり前だけど、レジスタンスの人達にも家族がいて、普通の市民だった人達がこんなに危険で勇敢なことをしていたんだなぁと改めて思いました。
主人公ウォーリーはもちろん、ウォーリーの活動に反対しなかった奥さんもすごい。心の中では反対したい気持ちもあっただろうに、それでも国のことやご主人の性格も考えて協力したんだろうと思いました。
戦時下ではそんな決断をしなきゃいけない時があるのかと想像すると、とてもじゃないけど私は耐えられないです。私みたいな人はいっぱいいるだろうから、本当にこの世界から戦争がなくなってほしい。

ちなみに劇中で行われるお金の調達の仕方、あれ一つも仕組みが分かりませんでした。株とか手形とか全っ然分からない!
そもそも、生活費を1週間分ずつに小分けして夫からもらってる私が理解できるわけがないんですけどね。1ヶ月分でもらったら配分よく分からんくなりそうで怖くて。

この時代のヨーロッパの映画って、小さなこと一つ一つが魅力的だなぁといつも思います。石畳や、ピアノやバイオリンがメインの音楽。何の料理か分からないのに美味しそうに見える、フォークに刺さったお肉。ロングコートや帽子も素敵だし、タバコも美味しそう。タバコのポイ捨てすらも情緒を感じます。
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