ちぃ

いろとりどりの親子のちぃのネタバレレビュー・内容・結末

いろとりどりの親子(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

★3.8 何とも言えない気分になった。
まさにいろとりどりの親子。
自閉症、小人症、ダウン症、セクシャルマイノリティなどいろいろ。
みな、それぞれの家族で一応に乗り越えてはいるようだけれど自分に置き換えようと考えると、こどもを生むことに尻込みさえしてしまいそう。
私的には自閉症の子の章が印象的だった。言葉を発さず、聴覚過敏。彼は言葉は発さずとも人の話を理解し、それを話す以外で表現する方法を知らなかっただけ。それにより、自分の気持ちがわかってもらえないため癇癪を起こしていただけ。いかに自分が話すと言うことを当たり前の行為と思っていたか改めて気付いたと共に、初めて彼の両親がこどもの意とする事を本人から伝えられた時の映像が忘れられないし、彼自信とてもユーモアに溢れた子だと言うことがわかった瞬間でもあった。

きれいな一面だけでなく、今でも彼らと家族は日々悩みながら前進しているのだと思い知らされた作品だった。
ちぃ

ちぃ