言わずもがなのアカデミー作品賞受賞作で是非劇場で観たかったのですが、見逃していました。
とにかく、素晴らしいです！
今作は昨今のブラックライブズマターの件でも注目されていましたが、そんなことは関係なく素晴らしいストーリーに感動します。
社会的な背景や性格が全く異なるトニーとドンが、黒人差別が根強いアメリカ南部への演奏旅行を通じて段々と心を通わせていく様に心打たれます。重たいテーマにも関わらず、ライトにテンポ良く描いているのは、「メリーに首ったけ」を撮った監督がなせる技だと思います。
「ブロークバックマウンテン」を観た際にも思いましたが、この様な作品が作られて高い評価を受けることに、アメリカの包容力を感じます。まだまだアメリカ映画には未来があるんだなと。
