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mid90s ミッドナインティーズのwksgknchのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

1990年代半ば、その頃のアメリカはパパブッシュからクリントンの時代。
景気拡大の時代だったようだ、インターネットなどの技術が浸透するなど。

日本ではバブルがはじけた後の時代、平成になり、特に95年は神戸の地震、宗教絡みの一連、もんじゅの事故、があった。windowa95の発売、エヴァが始まったり。97年にワンピースが始まったのか。

主演のサニー・スリッチ、鬱屈とした雰囲気と、屈託のない笑顔で良かったですね。
監督はジョナ・ヒル、俳優として有名だけど、本作で監督デビュー。

ボードでA24を形作るというオープニング、兄弟喧嘩のシーンからはじまります。
最近気になる映画が配給会社のA24であることが多い気がします。
兄に立ち向かえないスティーヴィー(サニー)は、
大人になりたくてしょうがない日々を過ごしている。
目をつけていたスケボー少年達と仲間になりたくて、積極的に動き、ただの知り合いから仲間に、そして友達となっていく過程の描かれ方は良い、ステレオタイプという意味で。
真似をして、バカ騒ぎに必至でついていき、最高に楽しいことをしている、大人になったと勘違いする、絆がある、と思い込んでいく。その行き着く先は、というときに冷静になり気づく、何も変わってないことに。それでも各々が少しづつ現状を変えようと、次の道に気づくが、それでも見捨てられない仲間を大事に想い、諭そうとするも、案の定受け入れてもらえず。永遠に続くような時間もあっけなく終わる、青春の一言というわけにはいかない、高める関係でないのが問題だ、諦めている、彼らが諦めざるを得ない社会が大きな問題ではあるのだが。
負の連鎖。

程度の差はあれど、このような時代をなぜ当たり前のように通過するのか、環境によるだろうけど、子供と大人の間で、心と体と思考のバランスがあわず、なんだかイライラするから、何も言われない時間や場所を欲するのだろうか、その対象が何に向かうか、なるべく内にはいる、一人で過ごさないほうが良いような気がする。

学校をサボることは一度も無かったが、夜更ししたり、朝から釣りしたり(平和ww)、多少良くないこともあったが、本当の意味で大事にならなくて今は本当に良かったと思っている。痛い目もみたので笑

90分なので、最近の2.5時間なんてざらな映画からすると、
サクッとみられて、良いですね。
ラストが良いです◎
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