Kota

まったく同じ3人の他人/同じ遺伝子の3人の他人のKotaのレビュー・感想・評価

3.6
“道でまだ見ぬ自分の片割れに出会う可能性は十分にある。”

養子で育てられた全く他人の3人が実は生まれた時に離された双生児の三つ子であった実話を描くドキュメンタリー。ドッペルゲンガーの仕組みってこれじゃないのかな(笑)。

本人や周りの人による語りがテンポ良く編集されていて、前半の“奇跡”というパートはエンタメとして面白い。けど、この映画の本当に伝えたい事は後半の“なぜ里親も三つ子である事を知らなかったのか”というところ。そっからは養子仲介会社含め陰謀録的な側面が強く、テンポもテーマもひっくり返る。いろんな意味で見応えのあるドキュメンタリーだった。環境か遺伝か。
Kota

Kota