スティーブン・スピルバーグについてのドキュメンタリー映画
スピルバーグ大好き人間にとっては至福の作品でした。
幼少期の話から、ユニバーサル入社したばかりの詐欺エピソード。『ジョーズ』以降のハリウッド映画の天才監督になっていった話など本人のインタビュー含め、スピルバーグとゆかりのある人々の証言からスピルバーグとは何者なのかを深掘りしていく。
幼少期のユダヤ人として疎外を感じていたり、学校でいじめにあったりした話は自伝映画『フェイブルマンズ』よりも深く語ってくれていてよく知れました。
あとコッポラやルーカス、スコセッシ、デ・パルマとの若手監督たちの交流はトキワ荘みたいでこんな仲間いたら良いなとしみじみしてました!
スピルバーグは映画作りについて「画面にあるものがすべてだ その中から人の感情が生まれてくる」と語っていた。
スピルバーグはよく作家性が薄いと否定的に評価されてるが、ちゃんと人間を映している。サメや宇宙人や恐竜が強すぎるのも原因だが、ちゃんと人間について描いているし、じゃなかったら『シンドラーのリスト』とか『ミュンヘン』みたいな映画は作れない。
それもスピルバーグの人柄がよく分かる。映画について語ってるときのスピルバーグは子供のように目がキラキラしてる!こんな初老の男の心の中にもE.Tはいるんですよ!
だからこれからもスピルバーグが一番好きな映画監督として生きていきます!
スピルバーグ最高!!!