芸能界の偉大な両親を持つサンジャイ・ダット（ランビール・カプール）は自らも俳優として成功するが、父スニール（パレーシュ・ラーワル）からのプレッシャーや母の死などからドラッグに溺れ、さらにはテロへの関与を疑われ転落していく。それでも父親や友人の助けで再び立ち上がろうとする。
「きっと、うまくいく」「PK」のラージクマール・ヒラーニ監督による、インド映画らしくない映画だけど、160分は長く感じなかった。
過去と現在を行き来して、欠点だらけのボリウッドスターの汚れと、彼を支えた人たちとの素晴らしい絆が描かれる。
終わってみると、メディアへの恨みつらみをぶちまけてる感はある。笑
確かに無責任な報道に人生を壊されたという見方もできるだろうけど、身から出た錆という面も相応にありそうだ。ギャングとの繋がりなんかは、意図的に端折られてたような気がしたなー。
それに、薬物、アルコール、女性と過ちを繰り返して、学ばない男だなという印象が残った。
それでも、親子愛や友情の場面でバッチリ感動させられたし、波乱万丈の人生は見ごたえあった。
「バルフィ! 人生に唄えば」のランビール・カプールが刻々と変わるサンジャイの外見と心情を表現してるんだけど、その変幻ぶりがお見事！
そして、チョイ役のソーナム・カプールと伝記作家を演じたアヌシュカ・シャルマが美しすぎる！
