眼鏡の錬金術師

美少女戦士セーラームーンEternal 後編の眼鏡の錬金術師のネタバレレビュー・内容・結末

1.2

このレビューはネタバレを含みます

全然ダメだこりゃ。

展開が大雑把でタメがなく、一つひとつの演出も弱く、目まぐるしい。悪夢に突入したかと思えばすぐに現実に戻ってきたり、とにかくピンチ→すぐ克服の繰り返しで飽きてくる。
大技を打ち合うだけで進んでいくターン制バトルもひどくワンパターンである。

設定があまりに複雑で、独自の固有名詞も多いので、全体の意味はよく分からないけど、まぁセーラー戦士たちは地球を悪いやつらから守ってるという理解で良いのだろう。
でも敵が何を目的に、どんな哲学で攻めてきてるのか分からなかったのは残念だった。

作画もクオリティは低めで、特に背景美術は終わってる。やる気が感じられないと言っても良い。

たぶん本作は当時の子ども、今の大人たちにのみ向けた作品で、潔いと言えば潔いが、さすがにニッチすぎませんかね。
せっかくリブートするのだから今の子どもたちにも楽しんでもらってもっかいブームを作ろうという気概を見せて欲しかった。
その点ドラゴンボールとかスラムダンクは大成功してるよね。

良いところを上げるのが逆に難しい作品で、もしかしたらこれは一般人には理解が難しいのかもしれない。なぜかキャラの言ってることが頭に入ってこないというか、太陽系とか時空とかに関する意味不明な設定が多く、ちょっと宗教っぽさも感じてしまい、全然入り込めなかった。