表向きの異様な歓迎ムードの中、列車からソビボル駅に降り立つユダヤ人一行。
その先には地獄が待っているとも知らずに…。
冒頭から凄惨な光景が目に飛び込んできます。
…ソビボル絶滅収容所。
この作品で初めて知りました。
実話を基にした、緊迫感に満ちた脱出劇。
冷酷無比な収容所所長の下、非道の限りを尽くす兵士達。
遂にユダヤ系の赤軍将校・ペチェルスキー率いる収容者の反乱が決行されます。
死と隣り合わせの日々、それでも果敢に立ち向かう人々(少年までも)の行動に感服。
強面クリストファー・ランバートが、凄みのある不気味な存在感を放っています。
ペチェルスキーのロマンスもちょこっと描かれてますが、監督・脚本も兼ねている俳優さんの役得ですかね!?
そして、またしてもエンドロールの字幕に絶句。
ミハリーナ・オルシャンスカ、チョイ役でしたが、相変わらず妖艶な眼差しが印象的でした。